数か月ぶりの更新です。
その期間に3回ほど行ったSTの先生との訓練の様子やおこなった言語訓練の方法などを記したいと思います。
勉強っぽいのは得意
机での訓練は、何をどのように・どうすれば終わりなのか【見通し】がはっきりしているからか、初回から集中して取り組めます。
勉強っぽいことは得意なようですが、体を使った訓練はまだまだ集中力が続きません。
体を動かすことができてくると、発語も増えてくるようで、おうちでもSTの訓練内容を行うようにしています。
机での訓練と運動の訓練を順に紹介していきます!
机での訓練
ジェスチャー当て
カードにご飯を食べる、服を着る、走る…などのイラストが書かれていて、それを先生がジェスチャーをして、どのカードかを当てていく訓練です。
発語は言葉の意味を理解しないとできないそうです。
娘は全てどの場面のイラストかを当てることができました。
物の名前や動作はある程度理解しているようです。
3歳になってから言える単語も増えてきて3語文もちらほらいえるようになってきました。(おもちゃ、いっぱい、あるー!等)
箱の中身当て
①おままごとセットのバナナ、ぶどう、りんご、みかんなどが箱の中に2つずつ入っていて、全て出して2個ずつあると確認します。
②それをそれぞれ1個ずつ箱に入れて、手の感覚で当てる訓練です。
似た形のものは苦戦はしていましたが、取り出すことができました。
カード合わせ
10組くらいのカードが並べられ、先生が言ったものを合わせていく訓練。
そこから、両手で先生の言ったものをタッチしていきます。(ex:りんごとバナナをタッチ!)
両手で違うものをタッチするのは大人でも頭を使いますね。
ばらばらに20枚くらいのカードが並べられると見つけるのが難しいらしく、苦戦していましたが、知らないもの以外は組み合わせることができました。
型合わせ
動物の型を渡され、たくさんある中から合うものを探しました。
初めて見る&たくさんの似た形があったので難しかったようです。
運動を取り入れた訓練
台の飛び越え
3歳になってから数回行われ、初めはステップ台をくっつけて歩く、2回目は少し間隔をあけて歩く、3回目はもっと間隔をあけて…と難易度を少しづつ上げていきました。
娘は1人でできるのに、不安がって手をつないだまま歩きました。
アドバイス
1人で歩けるはずなのに、手を持っていないと歩けないのは、まだ自分の体の感覚が分かっていないから。
自分の体をどう動かせば次の台に行けるか分かるようになれば、次に起こることが予測できるようになる。
そうすると、集団でも予測能力がつきスムーズに生活できるようになってくる。
というようなアドバイスでした。
近所の池のある公園に岩があるので、石飛び遊びを沢山して予測能力?をつけたいと思います!
洗濯ばさみカードとり
こちらの訓練も段階的に難易度をあげて、3回ほど行いました。
紐に洗濯ばさみがついていて、カードを挟みます。
そして大人2人が両端を持ちあげ、「消防車のカードを取って~」と指定のカードを取らせます。
取れそうで取れないようにするのがポイントです。
背伸びをしてぎりぎりのタイミングで取らせるようにします。
1・2回目
…はじめは背伸びをしなかったが、取ろうとして背伸びをするようになった。
3回目…
ステップ台を1つ導入。
どうすれば、手が届くか自分で考えさせる。
ステップ台を目的のカードの下に置き、乗って取ることをさせるようにする。
上を見て、目的のカードの下に台を置くことは難しいようで、何回か直しながら行っていました。
どこにステップ台を置けば、目的のカードに届くか予測することが重要なようです。
体を動かす訓練では、目的の物までどれくらいあるのか、どう体や物を動かしたら取れるのか予測することを中心に行われました。
予測することができるようになると、日常や集団でも生活しやすくなるようです。
(お友達の気持ちを考えたり、こういう行動をしたらこうなると予測できるようになる)
カードのポーズを真似する
3歳の始めに行った時は全くできなかったのに、数か月経った訓練では楽しそうにできるようになりました。
たまに家で練習していた成果が表れたかなーと思いました。
まだまだ、裏ピースになってしまったり、バイバイも手を真正面に向けてはくれないですが、同じポーズをとることで体の動かし方を理解していってくれたら良いなと思います。
同じポーズをする訓練はコミュニケションになるし、ゲーム感覚で楽しめるので、うちの娘にはハマりました。
以上、3才になってからのSTで行った内容の記録でした。
家で練習できる内容もあるので参考までに。
もう少し小さい時の訓練内容が書かれた記事↓