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多動の子供(2歳)とのおうちで取り組み紹介☆幼児の特徴を理解した接し方で楽になろう!

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現在4才と3才の年子を子育てしています。

当時、娘(2才4か月)は児童館の手遊びやイベントに参加すると必ずといって良いほど駆け回っていました。

まだ2才で年齢的な部分が大きいとは思いますが、他の子はママの膝に座っていて、娘は少し多動過ぎるのではと当時は相当悩んでいました。

そんな多動の娘が児童館や幼稚園の教室で、座ってくれるように家でやった取り組みについて書こうと思います。

教室で大人しく座っていられないという未就園児から幼稚園児くらいのお子さんの参考になればいいなと思います。

この記事は2022年10月19日に更新しました。

 

 

2才児の集中力

子供の集中力は年齢+1分とされているので、2才児の集中力は約3分です。

なので、集中力が切れて動き回ってしまう、興味の対象がなくて違うところに行ってしまうということは珍しいことではありません。

でも、他の子はきちんと座っているのにうちの子は…と当時はかなり気にしていました。

そこで、座って話を聞けるように、自宅での取り組みを始めました。

自宅で多動を減らすための取り組み

そもそも児童館や幼稚園でのイベントや手遊びは子供にとっては「非日常」です。

楽しくなって、その勢いで走ってしまうのは当たり前です。

そこで手遊びを「日常」にしてしまえば、楽しくなって動き回る多動も少しは落ち着くのではないかと考え、児童館で行う絵本読みや手遊びを家で取り組むことにしました。

⭐「非日常」→「日常」にしてしまおう!

絵本読みの工夫

幼稚園のプレ保育では手遊びの他に絵本読みをしてくれます。

絵本を読んでいる間、娘は楽しそうに走り回って聞こうとしない状態。

そこで、家での絵本読みを座らせて行うことにしました。

まあ初めは集中しません。

絵本読みの裏技

高速読みです。

ゆっくり読む絵本ですが、これを物凄く早く読みます。

高速読みをすることで子供が絵本に注目します。

高速読みで子供を絵本に注目させて、絵本読みタイムに慣らしていきました。

1日に何回も行うことがポイントです。

子供は目にする回数が多いものに親しみを感じやすくなります。

追記(4才現在)

現在4才(年中)になり、自分で絵本をめくるなど絵本好きになりました。

この時の取り組みで、絵本を見る習慣をつけられたことが良かったなと思います。

多動も落ち着き、園生活も話をちゃんと聞けているようです。

鉄分を摂ると多動の症状が落ち着くようなので、我が家ではタブレットの鉄サプリをあげています。

それも関係あるのかなと思います。

 

栄養について調べたことを書いた記事です↓

 

 

お風呂での工夫

我が家のお風呂は腰を掛ける部分があり、そこに娘を座らせ対面で手遊び歌をしました。

児童館の手遊びで歌われる頻度の高い歌を中心に行いました。

浴槽は走り回ることをしにくい+ママが歌えば注目してみてくれます。

なので、“手遊びの時は座る”という習慣を身に着けるには良い空間でした。

リビングで“座る”を実践

絵本読み&お風呂での訓練で、手遊びは座って聞くという習慣がついてきたところで、リビングで座って練習を開始。

「手遊び始めるから座ってー!」と娘を呼ぶと座って一緒に手遊びをしてくれるようになりました。

 

高速絵本読み、お風呂で座って手遊びをすることで、座っていられる確率がアップしました。

座らせる前に走らせる

発達障害のある子供はところかまわず走り回ることが多い傾向にあるようです。

しかしそれは走ることで不安を解消したり、心配機能を鍛えるために行っているのではないかと個人的には思います。

座らせたい場面の前には走らせることにしました。

大人でも運動した後の方が集中して仕事ができる人は多いですよね。

子供の「動きたい」欲求を満たしてあげれば、座っていられるのではないかと思い、思いっきり走らせてみました。

この作戦が大成功でした。

動き回って欲求が満たされたのか、少し集中力が増しました。

子供をよく観察する教育法

モンテッソーリ教育では子供を観察をして「敏感期」を伸ばしていきます。

自閉症児を観察したモンテッソーリが提唱した教育法です。

「敏感期」とは●ある目的のために●ある時にだけ●何かに対して●非常に強く反応する時期のことで、この考えでは動きまわってしまう多動の時期は動き回ることで心肺機能を鍛えているのではないかと考えます。

思う存分走らせた結果

モンテッソーリでいう身体機能を鍛える「敏感期」と捉えて、とにかく娘が動きたいだけ走らせまた。

多動で動き回る娘をイベントや手遊びが始まる前に思い切り走り回らせてた結果、娘は息が切れるほど走り回ってニコニコ笑顔でとても楽しそうでした。

そしてその時に行われたイベント約30分は集中して聞いていました。

運動遊びはADHDの脳機能にも効果的

多動というとADHDが真っ先に思いつきますが、その脳機能にも運動は効果的という実験結果が出ています。

ADHDとは?

注意欠陥・多動性障害のことで、不注意・多動性・衝動性が強い障がいのことです。子供時代では落ち着きがない、忘れっぽい、興味のあることに集中しすぎてしまい切り替えが難しいなどがあげられます。

運動と脳波の実験

実験の様子( 「柳沢運動プログラム」による脳を育てる運動療育と学習をサポートするより)

前頭前野の脳活動を測定する装置。額に赤外線光を照額に赤外線光を照射して測定する。

健常児の場合

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 発達障がい児(ADHD)

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 (全文引用)

ADHDの子どもは、健常な子に比べて前頭前野背外側部の活動が異なるという先行研究があります。ここまで行ってきた検証では、運動遊びは集中力を向上させること、その際に前頭前野背外側部の活動が亢進することが明らかにされてきました。 そこで、気になる子にも同様の効果がもたらされるのか検証しました。 その結果、運動遊びは気になる子にも同様の効果がもたらされることが明らかになりました。

「柳沢運動プログラム」による脳を育てる運動療育と学習をサポートするより

娘はまだ2才の年齢的要素と「敏感期」もありADHDの症状とは言い切れませんが、運動遊びが集中力を増すようです。

テスト勉強の集中力が切れたら散歩をして気分転換をするというのは効果があるんです…!

発達障害の子供を伸ばす教育本

その他に試したこと

おうちでの訓練や、イベント前に走り回らせること以外にテレビなし育児を試してみました。

我が家では家にいる時は常にテレビをつけている状態で、静かになると不安=動き回って騒ぐことで不安を解消するのではないかと思い試してみました。

子育ては試行錯誤の連続です。その時々に最高と思える子育てをしていきたいですね。