- ファミサポのシステム
- ファミサポを行っている市町村
- ファミサポ制度の仕組み
- ファミサポートの活動時間
- ファミサポの料金
- ファミサポを利用したママの体験談
- ファミサポの登録方法
- ファミサポ以外の民間サービス
- ファミサポやサービスを上手く活用しましょう
ファミサポのシステム
ファミサポとは「ファミリーサポート」を省略したものです。 ファミリーサポートとは、乳児や幼児、小学生をもつ家庭などの育児援助を受けたい人と援助を行いたい人が会員となり助け合う活動の調節を行う事業の事です。
相互援助活動の例
・保育施設等までの送迎を行う。
・保育施設の開始前や終了後又は学校の放課後、子どもを預かる。
・保護者の病気や急用等の場合に子どもを預かる。
・冠婚葬祭や他の子どもの学校行事の際、子どもを預かる。
・買い物等外出の際、子どもを預かる。
・病児・病後児の預かり、早朝・夜間等の緊急預かり対応
※厚生労働省 子育て援助活動支援事業について より
ファミサポを行っている市町村
《実施市区町村数》
平成29年度時点では、基本的な事業を行っているところは863市区町村 、病児・緊急対応をしているところは151市区町村です。
1741の市区町村の内、計1014の市区町村でファミサポが実施されています。
ファミサポ制度の仕組み
ファミサポを依頼したい会員(子育て世帯)
依頼会員の登録者は57万人にものぼりその内、最も人数が高い世代は30代で208,873人(49.6%)、次いで40代の利用会員が172,945人(41.0%)となっていて、共働き世帯に多い傾向にあります。
30代未満の利用は23,646人(24.1%)と平均初産年齢が30才を超えても核家族化の影響で利用率が高い傾向にあります。
ファミサポを提供したい会員
育児の援助を行いたいという提供会員は13万人中、60歳代が33,310(30.3%)、50歳代が29,848人(27.1%)、40歳代が25,245人(22.9%)となっています。
子育てを終えて時間に余裕ができる世代が多いようですが、下記グラフから分かるようにファミサポを提供したい会員が圧倒的に少ないのが分かります。
※平成28年度 全国ファミリーサポートセンター活動実態調査結果より
育児支援を受けたいという世代の登録数は57万人、提供したい人の登録数は13万人と、依頼会員に対して提供会員の登録数が6分の1ほどになっていて、人手が足りないのも現状です。
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ファミサポートの活動時間
ファミサポの活動時間は各市町村のによって違いますが、朝7時~17時までの活動時間を設定しているファミサポが多い傾向にあります。ファミサポの基本の活動時間が8~9時間というセンターが3割を超える結果に。
※平成28年度 全国ファミリーサポートセンター活動実態調査結果より
時間外では早朝は6時~7時台までの預かりが多く、夜間の時間外利用は19時台~22時台までが多い結果に。
ファミサポの料金
基本料金
※平成28年度 全国ファミリーサポートセンター活動実態調査結果より
平日時間内の1時間あたりの基本料金は700円台のファミサポが最も多く44.2%となっています。次に600円台のファミポが33.3%、500円台が11.8%です。
有償ボランティアなので格安で預かってくれるところが子育て世代にはありがたいですね!
1時間当たりの利用金額は500~700円で設定しているところが多いようです。
私が住んでいる都市部周辺地域のファミサポは平均1時間あたり800円が多かったです。
割増料金 その他の料金
※平成28年度 全国ファミリーサポートセンター活動実態調査結果より
時間外の利用は、基本料金に加算され、平日時間外・土曜日・日祝日いずれも1時間当たり100~200円の割増をしているファミサポが多いようです。
その他の料金
全国ファミリー・サポート・センター活動実態調査結果の記載がありませんでしたが、基本料金や割増料金の他に、交通費やその他実費(子供に食べさせる食事代など)があります。
その他料金については各センターに登録する時に聞いておきましょう。
私のファミサポ体験時の金額は次の体験談で紹介します。
ファミサポを利用したママの体験談
利用した時間帯や料金は?
私が利用したのは2人目出産の前後です。上の子がまだ2才になる前で保育園に預けていなかったので、遊び相手として朝の10時から12時半の2.5時間利用しました。
料金は私の利用したファミサポは1時間当たり800円だったので、2.5時間×800円で1回あたり2000円でした。お昼をファミサポの会員に作ってもらうことは、アレルギー等の関係からできなかったので、事前に準備しておきました。
ファミサポ利用中の子供の様子
出産前に2回利用して、妊娠中で体調も優れず家での遊びばかりでしたが、ファミサポさんのおかげで講演や児童館などで思う存分遊ばせられることができて大満足でした。
終わりに領収書代わりとして子供の様子を時間列で記載した紙を渡してくれて、どういう様子で遊んでいたのか分かるので安心でした。
子供もファミサポの人に馴染んでいたので、出産後も週に1回頼むことにしました。
私の場合は利用したい時間に、子供を見てくれるファミサポの会員が見つかったので良かったです。
面倒をみてくれるファミサポの会員を見つけるのは、提供会員の数からみてもかなり大変なんです💦
会員登録をしている子供の年齢
会員登録をしている子供の数は下記グラフで3才~5才、6才~8才頃の割合が高いようです。
※平成28年度 全国ファミリーサポートセンター活動実態調査結果より
登録している会員に対し実際に利用された子供の年齢割合は下記グラフです。
※平成28年度 全国ファミリーサポートセンター活動実態調査結果より
3~5才、6~8才、1~2才の子供を預ける会員が上位を占めています。
登録者数に対して実施された人数が0~1才の場合90733人に対して419人、3~5才が175040人に対し567人、6才~8才が169660人に対し532人と登録しているけれど利用できていないという家庭が多くあるのが現状です。
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ファミサポの登録方法
ファミサポの事務局がある所へ直接行って、説明を1~2時間聞いた後に書類を書くところが多いようです。書類提出時に5分ほどファミサポスタッフと面接をして終了です。私の地区のファミサポは印鑑だけで大丈夫でしたが、母子手帳が必要なところもあるようです。
登録に時間がかかっても、提供会員が見つからなかったら利用することができないのが難点です💦
登録するのに平均3時間ほどかかって面倒がかかる割に利用できないのが、ファミサポの今後の課題です。
ファミサポ以外の民間サービス
ファミサポは利用したい会員に対して、サポートをする会員が6分の1なので、確実に子供をみてもらいたいという人は民間のサポート企業に依頼することがおすすめです。
①ベビーシッター
子供の面倒をみてくれるサービスとして真っ先に思いつくのがベビーシッターです。料金はファミサポより割高になりますが、ベビーシッターはファミサポと違い、代わりの派遣を保証してくれます。
そしてファミサポは病児を見てくれる病児・緊急ファミサポが1741市町村の内、151時町村しかありません。
確実に子供を見ることを保証し欲しいという家庭はベビーシッターをチェックしておくことがおすすめです。
ベビーシッターは通常、子供の面倒をみるだけですが、家事まで行ってくれるところは要チェックです。
シッター会社のピックシッターは家事も頼めて、英語教育もお願いできるベビーシッターで近年人気が出てきています。
②家事代行サービス
家事代行サービスは家事だけを行い子供は見てくれないので、 ファミサポのかわりにはなりませんが、ママの負担を減らしてくれます。
家事をサービス会社に頼んで時間ができれば、子供との時間を多く持つことができたり、自分の時間をもったりできるので共働き世帯を中心に利用している人が増えてきています。
ファミサポやサービスを上手く活用しましょう
共働きが増えてきている現在、ファミサポやベビーシッターを利用している家庭が増えてきています。専業主婦家庭でも、核家族化でワンオペ化が深刻になってきています。
ファミサポや民間サービスを上手く活用して自分の時間を作って子育てを乗り越えていきましょう ♪